沖縄ことばの遊び庭(あしびなー)

大城和喜

3,000円 +税

ISBN: 978-4-7554-0361-3        2025年04月21日発行

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学ぶ楽しみがあるウチナーグチ。歌や言葉には歴史や民俗文化が織り込まれています。時代の歴史、行事や習俗、そして何よりも沖縄の人々の心が表現されています。実に豊かな世界が見えてくるウチナーグチのアルバムから、ふるさとを探して下さい。

沖縄ことばの遊び庭(あしびなー) 
目次

第一章 わらべ歌
第二章 民謡・俗謡等
第三章 毛遊び歌
第四章 綱引ぇー歌
第五章 儀礼歌・狂歌・座興歌
第六章 黄金言葉・むぬあかしー
第七章 おわりに

「序」
 もとより僕は歌や言葉の専門ではない。歌や言葉が好きなだけである。僕はアルコールの研究家でもない。しかし酒の味は人並みに分かる。好きこそものの上手なれと言う。僕は上手ではないが歌と言葉の中にいる。
 改めて沖縄の歌や言葉を考えてみたい。わらべ歌、民謡・俗謡、毛遊び歌、綱引き歌、そして沖縄芝居、黄金言葉(ことわざ)、むぬあかしー(なぞなぞ)、よく耳にする言葉等の意味や背景を探ってみたい。あるいはまた南米へ移民したウチナーンチュの言葉を見てみたい。
 歌や言葉には歴史や民俗文化が織り込まれている。時代の歴史、行事や習俗、そして何よりも沖縄の人々の心が表現されている。歌や言葉は沖縄を記憶するアルバムである。そのアルバムを開いて見ようと思う。

著者紹介 大城和喜(オオシロカズキ)
 1949年生まれ。琉球大学法文学部法政学科卒。元南風原文化センター館長。インパール平和資料館建設委員。著書『夏の出来事』(ボーダーインク)、『南方見聞録』(新星出版)ほか。