昭和のフィルムカメラ盛衰記

菅原博[著]こうの史代[カバー絵]

2,500円 +税

ISBN: 978-4-7554-0347-7        2024年03月15日発行

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ライカ、フォクトレンダー、ローライ、ニコン、アサヒペンタックス、オリンパスなどのフィルムカメラたちは『アサヒカメラ』誌NF診断室でどんな評価をされたのか。安いけれどすぐに故障するという日本のカメラの悪評を、精度向上とアフターサービスで克服し、カメラ大国を作り上げた先人たちの努力の一端とフィルムカメラの発展過程を描く。

B5判 123ページ  ISBN978-4-7554-0347-7  C0072

※好評既刊『レッドデータカメラズ』(ペンネーム・春日十八郎)https://impact-shuppankai.com/products/detail/320

昭和のフィルムカメラ盛衰記 目次

はじめに 1

1、ライツ社のカメラ「ライカ」 4
 1、35ミリカメラを造った独ライツ社の沿革 4
 2、収集棚のライカ 6
 3、ライカM2 『アサヒカメラ』誌NF診断室 記事より 8
 4、零式戦闘機の照準器とライカM3  11
 5、暴露された零戦の弱点と敗戦間際の真実 12

2、フェイクライカと和製ライカ 16
 1 フェイクライカ 16
 2 和製ライカの健闘 17
   (1)レオタックスカメラ (2)アルタ35 (3)チヨカ、チヨタックス (4)オーナー (5)キヤノン (6)ニッポン、ニッカ、ヤシカ (7)ミノルタ (8)タナック (9)メルコン (10)ヤスハラ一式

3、89式活動写真銃改二を造った職人川村兼吉氏 46

4、アイレス(アイレス写真機製作所) 48
 1、アイレス前史 48
 2、ヤルーカメラの目標は「コンタフレックス」 48
 3、殿様カメラ「コンタフレックス」とコンタックスD 49
 4、『アサヒカメラ』誌について 50
 5、アイレスカメラ史 51

5、アサヒフレックス、アサヒペンタックス 57
 1、35ミリ一眼レフ前史 57
 2、一眼レフのクイックリターン「旭光学物語」 58
 3、アサヒフレックスからペンタックスへ 61
  (1)アサヒフレックスⅠ (2)アサヒフレックスⅠA  (3)アサヒフレックスⅡ(ⅡA) (4)アサヒフレックス(ⅡB) (5)アサヒペンタックス(AP) (6)アサヒペンタックスK (7)アサヒペンタックスS (8)アサヒペンタックスK2、KX、KM  (9)ペンタックスLX

6、アルコ35  70

7、ニコンFのNF診断室記事の波紋 75

9、フォクトレンダーのカメラ
 1、世界最古のカメラ会社 独「フォクトレンダー社」 77
 2、ビテッサ 77
 3、ビテッサL  77
 4、ビテッサT  79
 5、プロミネント35  80
 6、プロミネント35Ⅱ  81
 7、コシナ製フォクトレンダーの出現 83

9、ローライ35   84
 1、二眼レフからローライ35へ  84
 2、ローライ35の独創的機構について
 3、ローライ35クラシック  90

10、ミノルタかく戦えり 93

11、オリンパスの挑戦 94
 1、オリンパスペン 95
 2、難航したオリンパスペンの商品化 98
 3、一眼レフ三悪追放の功労者・米谷美久氏 101
 4、TTLダイレクト測光方式 102
 5、オリンパスOM-3TI NF診断室の報告 103