ヒロシマとフクシマのあいだ  ジェンダーの視点から

加納実紀代

1,800円 +税

ISBN: 978-4-7554-0233-6        2013年3月21日発行

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被爆国がなぜ原発大国になったのか? ヒロシマはなぜフクシマを止められなかったのか? なぜむざむざと54基もの原発建設を許してしまったのか? 3.11フクシマ以降、広島の被爆者である女性史研究者が、〈核〉を軸にジェンダーの視点から戦後史の再検証を行なう。

目次****
トリニティの青い空  7
1 ヒロシマとフクシマのあいだ
 ヒロシマとフクシマのあいだ 20
 原爆・原発・天皇制 45
 「原子力の平和利用」と女性解放 72
 原爆表象とジェンダー
   一九五〇年代を中心に 90

2 反核運動と女性
 女がヒロシマを語るということ 112
 反原発運動と女性
   柏崎刈羽原発を中心に 131
 女はなぜ反原発か  147
 「母性」が陥る危険性について 158
 母性主義とナショナリズム 172
 当事者性と一代主義 208